さかの道

さかが駄文を書き連ねるようですよ。

大人

宿泊行事が終わったと思えばまたすぐテストだった。それも今日終わったのだが、誠に学生というのも忙しい。社会人の方が忙しいのだろうが、だとしたら大人になんかなりたくない。ずっと子供。俗に言うネバーランドの住人である。でもやっぱりそれはそれで嫌だ。斯くして皆大人になってゆくのである。

「大人」とは一体なんなのだろう。歳上。成人。職業を持っている人。近年はアダルトチルドレンなんて言葉も耳にするが、アダルトな雰囲気を漂わせる幼女であると考えると何だか素敵だ。くだらない。大人とはこういう事を言わない人のことを指すのかもしれない。

しかし「大人」が居るのであれば、その対義語が「子供」であるのはおかしな事だ。人は皆、産みの親から見れば「子供」ではないか。何歳になっても子供。死ぬまで子供。非常に深い。

つまり、「大人」という定義こそあれ、実際に「大人」である人など居ないのではないか。人が明日を求めてもそれが今日でしかないように、自分から見た「大人」も他の誰かから見ればまた「子供」なのだ。大人であろうとする子供。誰しもがきっとそうなのだろう。何言ってるの俺。

そうして考えてみれば、成長していくのも案外悪く無いのかもなんて思ったが、テレビのニュースを見てみれば不景気、不景気、不景気。駄目だ、やっぱり大人になんてなりたくない。